ワインの味わいポポくんのワインカフェ【HOME】>ワインを楽しむ基礎知識~ ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe ) へようこそ !! ~ ココは ”ワイン好きの、ワイン好きによる、ワイン好きのためのブログ ”です。 いつか、日本中のワイン好きの方々と、お友達になれたら素敵だなあ… などと夢みて書いています。あなたのワイン選びなどの、参考になれば幸いです。 ワインの味わいワインをより楽しむには、味わいを理解できると楽しさが増します。 ワインを表現できると、皆で楽しめるようになります。 ワインの味わいの表現を6つの要素に分けて説明していきます。 甘みブドウはもともと、甘みを持っている果実です。醗酵させるときに、この甘みをどこまで残すかによって、完成させるワインのスタイルが大きく変わってきます。 たとえば、フランスのソーテルヌやハンガリーのトカイといった甘口ワインは、とても強い甘みを魅力にしています。しかし、これらがおいしい理由は、ただ甘みが強いからだけではありません。酸やミネラルといった他の味の要素がしっかりと支えているからなのです。 辛口のワインは比較的多くの料理と合わせやすく、口をキリリと引き締めてくれます。 甘みと旨みは密接な関係がありますが、ワインの場合、辛口でも様々な味の要素が混じりあい、甘口ワインに匹敵する旨みを形成しています。 また、甘みはワインの糖度にも繋がります。甘みが強いと粘々したワインになり、まるで蜜やオイルを舐めているかのような舌触りです。 渋み:タンニンブドウの皮、茎、種に含まれているタンニンという成分が、渋みの根幹を成しています。だから、皮や茎を漬けて醗酵させる赤ワインには、多かれ少なかれ渋みが含まれます。 もちろん渋すぎるのは論外ですが、適度な渋みがあれば味わいに幅が出て、迫力あるワインへと仕上がってくれるものです。 ブドウの実が小粒であるほど、たくさんの皮がブドウジュースに浸漬し、渋みの豊かなワインとなります。また、浸漬時間の具合でも、渋さは調整することが出来ます。 さてこの渋み、白ワインにも含まれます。なぜなら、皮や種と一緒に醗酵しない白ワインでも、醗酵や熟成に木樽を使用すると、樽の内壁からワインへと木の渋みが伝わっていくからです。男性的な白ワインの場合、この渋みは赤ワインと同様に味わいの幅を広げてくれる要素となります。 酸味ワインに含まれる酸には、ブドウに含まれている酸と、醗酵によって生まれた酸があります。 その酸の主成分は、ブドウに含まれている酒石酸とりんご酸で、ワインの印象を大きく変えています。 酸はワインの骨格を定める大きな役割を果たしているため、多くのソムリエは、味わい構成の中でも酸を極めて重要視しているほどです。 酒石酸は、カリウムと結合するとキラキラ光る結晶となります。温度変化などにより生成されたこの結晶は、ガラスの破片と誤解を受けることもあるのですが、ワイン中の成分が結合しただけのものですから、口にしても無害なものです。ときには、その輝きにより「ワインのダイヤモンド」と呼ばれています。 ヴォリューム:Bodyヴォリュームは、「味の幅」という言葉でも表現されます。様々な味わいが複雑に交じり、全体のバランスが取れていながら力強い・・・この力強さがヴォリュームです。 ヴォリューム感は酸味とタンニン、糖度とアルコール分と密接な関係を持っており、バランスが高いレベルで、アルコール分の高いワインは豊かなボリュームを感じることができます。 ミネラルワインの味わいに輪郭や骨格があるとして、それらをくっきりと浮かび上がらせるものがミネラル。 鉱物的なニュアンスであるミネラルは、ワインの深みを増させるだけでなく、フレッシュ感も際立たせてくれます。 今やミネラルの豊かさは、どのワインでも注目すべきポイントとなっています。 果実味ブドウという果実から造られた飲み物なら、果実味は100%で当たり前……と思われるかもしれませんが、ワインは様々な味の要素が散りばめられています。だから、果実味もその要素の一つです。 果実味が非常に豊かなワインは世界各地で作られており、「チャーミングなワイン」と表現されます。 新鮮な果物をジャムにしたような濃縮感が、果実味の高さの証。 若いワインでは生き生きとした果実味が感じられ、いいワインは熟成を重ねると穏やかな熟成感へと変化します。 ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME |